- "あなたの潜在意識は適切な距離感が分からず、それを切望していることを伝えようとしているのでしょう。残念な事ですよ。あなたが私のような側にいる者達へ行う仕打ちを考えるとね。あなたはいつか私が嫌になるとは思わないのですか?"
- ―幻覚のモクシーからブリッツへ
Truth Seekersはヘルヴァボス1期の第6話です。2021年8月21日に、VivziepopのYouTubeチャンネルで公開されました。[1]
あらすじ[]
キャラクター達が喋る時、確実に何かが起こるでしょう!
登場[]
キャラクター[]
- I.M.Pの社員
- Stolas
- D.H.O.R.K.S.のエージェンつ(初登場)
- Agent One
- Agent Two
- Striker (幻覚)
- Fizzarolli (幻覚)
- Verosika Mayday (幻覚)
- Satan (示唆)
場所[]
- Hell
- Pride Ring
- Imp City
- I.M.P Headquarters
- Imp City
- Pride Ring
- Earth
- D.H.O.R.K.S. 本部 (初登場)
物[]
- Stolas's Grimoire
音楽[]
歌[]
- "Moxxie's Bad Trip"
書き起こし[]
小ネタ[]
- 22分でシリーズ最長の動画時間を誇ります。
- 2021年の他のエピソード同様に、1期のトレイラー動画のシーンが改良して使われています。
- 3D風のアクションシーンは、アニメスタジオ「Chaos Emporium, Inc」のスタッフ達と共に同時進行で制作されました。つまりヘルヴァボスやSpindlehorseの企画として、初めて制作の一部を他社に委託した事例ということになります。[2]また、偶然ですがヘルヴァボスのマーサなどの声優を担当したJinkx Monsoonの作品の制作も「Chaos Emporium, Inc」が行っています。[3]
- ブリッツとストラスのキスが初めて描写されました。
- モクシーがブリッツを初めて名前で呼びました。
- ストラスが罵倒の言葉が検閲されないのは、下品で性的な暴言ではなく、単なる悪態であるためと思われます。
- 「Moxxie's Bad Trip」のクリーンアップ担当のNick Conterによると、幻覚の一部シーンでモクシーに下書きの線が残っていたりするのは、意図的ワザと荒い描画にしているためとのこと。[4]
- エージェント2号の質問にモクシーは乙女座と答えているので、モクシーの誕生日は8月23日から9月22日のいずれかということになります。
- ブリッツは大学中退であることが判明しました。
- ミリーによれば、ルナはミリーより5才位年下とのこと。
- ルナが初めて戦うエピソードになります。
- ストラスとルナが同じシーンに同時に登場するのは初です。ただし直接的なやりとりはありませんでした。
- "Moxxie's Bad Trip"はシリーズ初のデュエット曲で、主役2人が両方とも歌うのも初です。
- さらに、モクシーが"Oy gevalt!"とイディッシュ語を使っているのが特徴的です。雑に訳すと"Oh, violence!"(なんと暴力的な!)となります。
- ルナが開いたストラスの魔導書のページをルーン文字で翻訳すると、それぞれ"How to open this stupid fucking portal"(バカげた糞ポータルを開く方法) "These bad drawings"(下手クソな絵)と書かれています。
- ストラスが地球に登場するのは初です。
文化的リファレンス[]
- 壁の広告の"Shperk 2"は、ドリームワークスの映画、Shrek 2(シュレック2)のもじりです。
- "Moxxie's Bad Trip" のブリッツの姿は、オペラ座の怪人の主役の姿がモチーフになっています。
- "Moxxie's Bad Trip" を監修したアニメーター、Amy Heardによると、ディズニー風のミュージカルシーンを意図しているとのこと。[5]
- ブリッツの幻覚のデザインは1982年の映画『ピンクフロイド:ザ・ウォール』や1930年代のカートゥーンの画風と似ています。
- ブリッツが言う"ugly, horny cats"(不快な欲情した猫)のミュージカルは、恐らくキャッツと思われます。特に2019年の実写映画版は、ゴールデンラズベリー賞(最低映画章)で6冠達成の上、興行的にも失敗という、不名誉な記録を打ち立てています。
- エージェン2の首が180度回転し別人の声で喋るシーンは、1973年の映画エクソシストを意識したものと思われます。
- D.H.O.R.K.S.の防壁ドアやソーダマシン、フォントや部屋構成などは、1998年のビデオゲームHalf-Lifeと同じものが使われています。
- ドアのパスワード「11111」は、2007年の対戦FPSであるTeam Fortress 2の短編動画、「Meet the Spy」が元ネタです。
- ブリッツの幻覚導入の音楽は、Led Zeppelinの"Dazed and Confused"に近いものがあります。
- 予期せぬ展開のエンディングは、M・ナイト・シャマラン監督の作品、特にミスター・ガラスを参考にしており、超自然現象的な真実を明らかにするため、秘密裏に録画を成功させるという点で類似しています。
繋がり[]
- エピソード冒頭の複数のモニターには、"Murder Family", "Spring Broken", "C.H.E.R.U.B" さらに the pilotのシーンが映っています。
- モクシーが時々ミリーに"挿れて"もらっていることを自白しており、"Spring Broken"でのブリッツの推測は正しかったことになります。
- ストライカーやヴェロシカなどの、ブリッツの過去の敵や苦悩が"The Harvest Moon Festival"や"Spring Broken"での出会いを遡るような形で描写されています。フィッザローリィも登場するが"Ozzie's"の内容には触れず、"Loo Loo Land"の内容が間接的に描写されます。
間違い[]
- エージェント1号と2号の指は、シーンによって4本になったり5本になったりしています。
- ブリッツの角の質感が、尖ったものや滑らかなカーブを描いたものに、劇中を通して切り替わることがあります。
- ポータルに入るときはミリーの頭の位置はルナの腰くらいですが、その前のシーンではルナの肩くらいの位置になっています。
- ブリッツが"tripping balls"と言ってスポットライトを浴びた時、モクシーが持っていた燭台が消えており、次のシーンで突然再度出現する。
- モクシーの燭台の色はテーブルに置いた後、明るい金色から、テーブルの他のロウソクと同じ色になる。
- ルナのリュックがたまに消える。
- ガラスを破った後、エージェント2の頭や床のガラスの破片が消えている。
- 取調室の大きさが戦闘シーンになると2倍以上に広がっている。
- ルナが鎖鎌で2人の首を飛ばしているが、次のシーン飛ぶ2つの首は、別人の首になっている。
- ストラスが照明を戻した後、ルナのストッキングが消えている。
- エンディングクレジットの声優で「Michael James Ruocco」の記載があるがこれは誤りで、正しくは「Michael Romeo Ruocco」が"Moxxie's Bad Trip"でのブリッツの歌声を担当している。(Jamesの方は、Lyle Liptonの担当声優である。)[6]